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十、ガチ恋お客様
女風では様々なお客様がいらっしゃいますが、中には客とセラピストの枠を越えて、本当にセラピストさんを好きになることもあると思います。
遊びとはいえ密室で肌と肌を重ねるのですから致し方ないと思われます、
私もこの商売をやっていた者として気をつけていました。
ともすると結婚詐欺と言われ兼ねないので具体的に、付き合おう、結婚しよう、などと言うことは誰に対しても言いませんでした。
ただ、褒めるところがなければ足の裏を褒めろをモットーに、お客様のことを最大限褒め称えるのは一生懸命やっていました。
そして、誰に対しても褒めまくるということをやっていたら、恐縮ですが、ガチ恋されるということはありました。
それはそれで良かったと思っています。「付き合う」や「結婚」などの言質はとられていなかったので、言い方が悪いですが、好意は利用させていただきました。好きになって下さったお客様にわざわざ、君との未来はないんだからもう指名しないでと言う義務はありませんから。
ちなみに、なぜ色恋をするのか。
それは楽だからです。色恋をすればするほどマッサージなどをしなくても良かったり、貸し切りしてくれたりするからです。以前のブログでもお話ししましたが、ガチ恋のお客様のほうがセラピストとしての仕事感を嫌うのです。https://wordpress.com/post/purechan.jp/68
今まで恋人みたいに過ごしてたのに急に、それじゃ始めるね、とオイルボトルを取り出すのって確かに自然ではないですよね笑
Photo by Elina Fairytale on Pexels.com ~つづく~
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九、誰のでも舐めれる
昨日のブログでは、セラピストというのは誰のでも舐めれると言いました。これは半分合ってて半分間違っています。
というのも、やはり、誰のでも舐めれないセラピもいるのです。
彼らは、お相手のツイッターのアイコンやツイートで、ちょっと……というようなご容姿とわかった場合、積極的にフォローしなかったり、DMを無視したりするのです。
そういうセラピストはで女風を出会い系感覚でやっている半端物なのでいつまでたっても売れません。よっぽど芸能人級にかっこよかったら別でしょうが、
そもそも芸能人級にかっこいい人は芸能人をやります。
間違っても股舐め屋さんになったりしません。
覚悟が足りないのです。私自身、女の子とイチャイチャできてお金もらえるなんてラッキーと思っていましたが、そんなに現実が甘くないことは、ツイッターアカウントを作った当日に悟り、むしろ、ちょっと……というようなアカウントを積極的にフォローしました。でなければビジネスチャンスをみすみす逃すことになるからです。ちょっと……アカウントの方は、他のセラピストから敬遠されますから、大体の場合DMでご挨拶したら返信してくださいました。
私の場合月200万売り上げてから辞めるまで容姿が原因でのNGは一度もありませんでした。売れている人を見ていると、大体の場合、そういう方でも積極的に顧客にします。
そして不思議と売れてくると、かわいい、綺麗なお客様も増えてくるのです。
~つづく~
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八、女風の厳しさ
現役時代、お客様からよく、この仕事大変だよね、と言われていました。
もちろん大変な面はあります。実際にお会いしてサービスを密室で一対一で提供する訳で、それなりに神経は使います。他にもDM営業、自己PRなどもそつなくこなさなければいけません。
しかし、他の仕事に比べて特段大変だというようなことは無いように思われました。
たとえば、飛び込み営業の精神削られ度に比べたらDM営業など屁のかっぱレベル、接待に比べたら、接客施術でそこまで神経をすり減らすなんてこともありません。掲示板への書き込みも有名人への誹謗中傷に比べたらやさしいものです。さらに、出勤時間が決まっていませんから、朝ゆっくり過ごせます。
それでいて、売れれば普通のサラリーマンの何倍も稼げるのですからこんな楽な仕事はないと今は思っています。
よくセラピが、この仕事をしていると病みそうなど言いますが、女風の仕事の大変な部分をやたら大きくして話しているだけです。盛ってるってやつです。私は彼らの話を大袈裟だなあと思って聞いていました。実際大袈裟なのです。なぜならそういう人に限ってこの仕事辞めないから笑 本当に病むなら何も言わず辞めているはずです。
男性用の風俗と比べても、女風の場合、お客様のほとんどの方は身なりをきれいに整えてくださいます。
それにホテルで密室の中、風俗嬢は、自分より背も高く力もある人を相手にしなければならなく、非常に怖いと思われます。引き換え女風の場合、横幅は置いておいて、たいていお客様よりセラピストのほうが大きく力もあるので、そこまで怖いなどと思ったことはありません。刃物が出てきたら別ですが。私はそんなことは気にせず、お泊まりの時もぐーすか寝ていました。
女風の仕事を本当に大変だと思うのは潔癖症の人くらいでしょう。女風セラピストをやろうと考えている時点でそんな人は皆無でしょうし、言い方が悪いですが、
誰のマ○コでも舐めることのできるのが我々なのです。
ただ、そんな私でも大変だなと思ったことはあります。以前書いたブログを参照してみてください→https://wordpress.com/post/purechan.jp/45
~つづく~
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七、匂わせお客様
私の所属していた店ではお客様とのライン交換は認められていましたが、最初のきっかけは、ほとんどがツイッターのDMでした。
女風ユーザーさんや女風に興味のある方のアカウントを片っ端からフォローしていき、フォローバックが返ってきた人に初めましての挨拶DMをするという具合でした。
フォローしたアカウントのうちフォローバックが来るのは10に1人で、そのうち挨拶して返ってきて、実際に予約くださるのがそのうち10人に1人という感じでした。
中には、突然ぶち切れられてブロックされることもしばしばありあました。こちらに過失があれば別ですが、ほとんどの場合、いえ、全ての場合で理不尽に切れられたケースしかございませんでしたので、そういったヒトビトのことはキチ……と思っております。
カノジョらは、どういうわけか最初からお怒りモードなんですね。返信が遅いことでお客様がお怒りになられるのはわかります。しかし一度も会ったことのないヒトからなぜ24時間後の返信を遅いと言われなくてはならないのでしょうか。
遅いとお感じになられるなら、そのまま私のDMなど無視して、即レスしてくれる暇な……それこそ物申す系セラピストにDMでもされていればよろしいのではないのでしょうか。的外れなDMしてくれますよ。
一体全体会ったこともない、予約の話でもない、雑談DMの一日後の返信の何が遅いのでしょうか。
とまあ、最初に書こうと思っていたことからまた脱線してしまいました……。
本日は、ライン交換した人のお客様のツイッターアカウントをセラピストは見てるかどうかと言うことをお話ししたかったのです。
ライン交換をすればそれからのやりとりはラインで行いますから、本来お客様のツイッターアカウントを見る必要性はないですが、結論から申しますと、
めっちゃ見てます笑
予約のあった日のツイートなんか一目散に見ますし、特に手応えがなかったときはよく見ました。
ああ、悪いこと書かれてねえかなぁ……。
幸い、現役時代私とあからさまにわかるような、もしくは私が見るとわかっていながらの悪口ツイートやkaikan口コミは一度も書かれませんでした。
予約が続いていたときなどは、正直寝不足でお客様との会話が右から左に流していたこともありました。そんな様子に気づかれて不満を持たれた方もいらっしゃいました。
その場では何もおっしゃらず、いつもと変わらぬ笑顔で楽しかったよと言ってくださったので、しばらく気づかなかったのですが、やはり本音では不満をぶちまけていらっしゃいました。
何故わかったのか。先ほど私は悪口ツイートは一度も書かれなかったといいました。
その方は別アカウントで私のことをいつもつぶやいていらっしゃったのです……。
ご本人は、私が、最初にご予約くださったアカウントしか知らないとお思いだったでしょうが、別にアカウントをお持ちのことを私は知っていました。
なぜ私がその別アカを知る由になったのでしょうか。
先ほど私はしばしばブロックされることがあると言うことをお話ししましたが、ブロックしてきたアカウントには、その前に必ずDMで喧嘩を売ってきたなどという心当たりがあります。
しかし、たまに、全く心当たりがないのに、DMでのやりとりもしていないのに、最初から私のアカウントをブロックするアカウントがあるのでした。
そして、そのアカウントを私のプラベアカで見てみると、(ブロックされているので店アカからは見れません)
あ、これあのお客様だ!と判明してしまうのです。匂わせは結局ばれてしまいます。(本件お客様は、当ブログ「その一」の匂わせお客様とは別の方です。)
先の私の怠慢を笑って許してくださったお客様も、その別アカでは私について相当不満を吐き出してらっしゃいました。
それでも、私と特定されるような書き方ではなく、優しさが垣間見れました。もしかしたら直接言えないから、このような形で私に伝わるように仕組んでらしたのかもしれません。やはり女性は強かです……。
と言うわけで、複数アカウントをお持ちの方も多いと思われますが、指名しているセラピストさんをその別アカでブロックするとかえってバレる可能性がありますので、匂わせのつもりがない方は、指名セラピさんにフォローされたらそっとブロ解しましょう。
~つづく~
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六、物申す系セラピスト
今現在、kaikanに登録されている女風セラピストの数は約3000人だそうです。
そのほとんどのセラピストは自己PRとDM営業を兼ねてツイッターをやっています。
当然セラピストも十人十色。いろいろなキャラのセラピストがいます。
癒やし系、爽やか系、王子様系、モデル系、オラオラ系……。
挙げればきりがありませんが、現役時代、個人的に特に目を引かれたのは、いわゆる物申す系セラピストです。
だいたい30代半ば過ぎの人が多かった印象です。
すごく立派なことをおっしゃっていて、そこに書いてあることが全て本当なら素晴らしいなと思って見ていました。
そう。全て本当なら。
この業界は恐ろしく狭いです。他店のセラピストとはいえ、悪い噂はすぐ広まります。
そういう綺麗事を言うセラピストに限ってタダ会いをしていたり裏引きをしていたりしていました。
別に私はその店舗の経営者ではないので、彼らがタダ会いしていようが裏引きしていようが一向に構わないのですが、
一番おかしかったのは彼らの放つセラピスト論です。
セラピストかくあるべきというような持論を垂れ流すのです。
それがまあ……
見てらんない笑 けど見ちゃう笑
垂れ流すのだけならいいのですが、だからお前は売れないんだと謎の上から目線のお説法が始まるのです。(今私がやっていることはまさにブーメランですが、匿名だからこそこのブログも書けるのです。もし現役時代だったらkaikanにこれと同じ内容は書けません。実際、現役時代の私はこういうことを書くのとは正反対のキャラでした。)
経営者が自分のところで働いているセラピストに向けて言う、だからお前は売れないんだ、とは訳が違います。実際私も売れない頃はそこそこ厳しく指導されましたが、それは私のため、ひいては自分の店のためという思いがあってこその叱咤激励なのです。しかし物申す系セラピストは違います。会ったこともない、これからも会うこともない、自分の店の後輩でもない、叱ったところで何の実益もない相手に向けて説教を放つのです。
それも的外れな。良い年のおじさんが。店の看板を背負って。
彼らは、時として名指しで他店のセラピストに論争をけしかけることさえありました。
本当に噴飯物です。
加えて、彼らはお客様にも上から目線です。これ見たらお客さん傷つくだろうなあ、ということも平気でツイートしていました。
角が立つとわかっていながら、自分の言いたいことだけ言ってお金も貰う……。
それって反抗期の息子と母親の関係じゃんと思っていました。
お客様はあなたのママじゃないんだよ。
やはりお金をいただいている、それで自分はご飯を食べているという自覚があれば、最低限の配慮はあってしかるべきです。しかしながら、物申す系セラピストさんは、自分は歯に衣着せぬキャラだから、と開き直っているのか知りませんが、お客様に大変失礼な物言いをするのです。
やれやれです。
それと……本当に忙しいセラピストはDM以外でツイッター更新する暇は基本的にありません。
一日一回つぶやけたら良い方です。対して、物申す系の方々は毎日何回もツイートしていました。
偉そうなことぬかす割には大して売れてないんだなぁと、内勤さんと酒の肴にして見ていたのを思い出します。
~つづく~
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五、本業か副業か
私が所属していた店では、本業副業の比率が大体半々でした。
そして、売れている人はほとんど本業でした。もちろん、物理的に本業の方が予約受け付け時間も増えるので、売り上げが増えるのは当たり前なのですが、時間がとれないというハンディを与しても、副業の人はほとんど売れていませんでした。
何故なのでしょうか。ツイッターのタイムラインにはむしろ「副業のセラピストさんじゃなきゃ嫌だ!」という意見がよく流れています。
そういう方々には、この仕事を本業で本気でやっている人は嫌、社会常識を知らないんじゃないか、という性風俗業に対する潜在的な見下し、偏見があるように思われます。
それ自体何もとがめるつもりはありません。(もっとも、そういうお考えの方は女風にどっぷりはまらない傾向、端的に言えばケチでしたので、私自身現役時代相手にしていませんでした。)社会通念上、女風セラピストとサラリーマンを全く同じように考えるのには無理があります。
昼間は普通にサラリーマンをやってお小遣い稼ぎ程度にセラピストをやっているほうが一見常識も備わっているように見えます。
ただ、果たしてそうでしょうか……。
これを言ってしまえば元も子もないのですが、
そもそもまっとうな社会人、サラリーマンは副業であれ女風セラピストになったりしません!
本業であれ副業であれ女風セラピストをやる人にまともなやつはいません!笑
さらに、個人的な体験ですが、私の所属した店にて、お客様と日常的にトラブルを起こしていたのは、大抵副業セラピストでした。
副業セラピストさんは、売り上げしかり、お客様対応しかり、営業努力しかり、何かにつけて本業を言い訳にしがちでした。いつでもやめられるという驕りがあったと思われます。
そのくせ、そういう人に限っていつまでもやめないでずるずる続けていました。売れないのに顔出ししたりしてリスク背負ってこの人は一体何がしたいんだろうと不思議に思っていました。
対して本業セラピストさんは売れなきゃ食べられませんので、必然的に頑張るようになるというわけです。
ここまで言うと、
おまえは副業セラピストに親でも殺されたのか
と言われてしまいそうですが、
一番仲の良かった、今も良いのは副業セラピストです。
私自身が本業だったから、副業の人に何か特別な恨みがあるからというわけでは断じてございません。
あくまでこの業界に長く居た者としての率直な客観的な意見です。
~つづく~
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四、どれくらい稼げる?その2
前回の続きです。
女性用風俗店(以下、女風)で働くにはそもそもキャスト側にも負担がかかるということをお話ししました。
そして無事採用されてもその後お客様が付いて、リピートしてくれるかどうかは、実力次第です。
私の場合、女風が本業にもかかわらず、最初の頃は手取りがよくて10~15万ほどでした。ぴえん。また、仮に副業だとしても、性風俗業に従事することの身バレリスクを考慮すれば、15万は決して高くないです。
やはりリスクを考えたとき、副業だとしても少なくとも手取りで25万円以上はほしいところです。
女風を副業で手取り25万以上、つまり50%バックで総売50万を狙ってコンスタントに続けるには、仮に女風を本業でやったとき、総売100万以上稼げる人でないと厳しいと思われます。
ひと月かふた月、総売50万記録しても、それが続くとは限らないのです。運でそれくらい売れる人もいます。その総売50万が本当に実力で成しえたのか。裏付けがあるのか、考えもしないで驕ってしまい、こんなもんだと高をくくっていたら、たちまち人気が落ちてしまった人を私は身近に何人も見ました。
継続して総売50万というのは、本来総売100万以上の人気実力ある人が、仕事をセーブして成せる技なのです。
これには接客施術内容の充実さ、DMなどでのリピーターさま対応や新規さま向け営業努力、容姿を含めた自分の実力の把握など、様々な要素が必要です。力のいれどころを見極める能力も必要になっていきます。
かといって適当に片手間にやるとなると、リピーター様は離れていき、新規のお客様は付かなくなり、たちまち大学生のお小遣い程度になってしまいます。
リスクを考慮したら、コンビニでバイトした方が遙かに良いということになってしまいます。
余談ですが、売れない人は総じて、副業勘違い野郎が多かった印象です。これはもちろん、副業で女風セラピストをやられている全ての方を指すものではありません。
これについてはまた次の機会にお話しします。
~つづく~
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三、どれくらい稼げる?
女性用風俗店(以下、女風)に興味があるのは女性だけではありません。
そこで働く男性も同じくらい興味があると思います。
本日は女風でどれくらい稼げるのかをお話ししたいと思います。
そもそも女風は稼げるのか。
はい。稼げます。
しかしほとんどの人が大学生のバイト代にも満たないほどしか稼げないのも事実です。
まず、女風は店を経営する側からすれば、登録料ビジネスです。
働く男性からお金をとるのです。中には顧客なんぞ二の次三の次で、男性キャストからお金を巻き上げることしか考えていない店舗もあるほどです。
そういう店は、絶対にお客様が付かないような見た目のひとでも受からせます。
もちろん一概に登録料を徴収することを悪いことだとは思いません。
女風は、黎明期と言われて久しいのですが、未だに世間一般に浸透しているとは言いがたいです。需要が供給を未だに下回っているのです。むしろその差はここ数年で広まってしまった感さえあります。
そんな産業で店を経営していこうとするとき、まず供給側のキャストに負担を強いるのは致し方ないことです。
それに加え、ある程度の登録料を設定することによって冷やかし防止の効果が期待できます。
〜つづく〜
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二、女風の遊び方
本日お話することは、特定のお客様というより女性用風俗店(以下、女風)をご利用されるお客様全般にいえることだと思います。
男性が風俗を利用するときと言うのは、ムラムラしたり、人肌恋しくなったとき誰でもいいからとにかく体に触れたいというようなときが多いと思われます。
もちろん、女風のお客様もそういった動機でご利用されることも多々ありますが、どちらかというと、特定のこのキャストに会いたい、お話を聞いてほしい、などという理由でご利用されることが多かった印象です。
なので女風のお客様は特定のキャストに傾倒しがちです。
お金に余裕のある方は、最初は120分コースだったのが、次第に180分、お泊まりコースのように延びていき、最終的には何泊かで貸し切りまでされるようになります。
特筆すべきは、120分コースから、貸し切りになったところで性感マッサージの時間は増えないと言うことです。
これはキャストによる怠慢と言うよりは、お客様が望まれてのことです。
もちろん私も現役時代、24時間貸し切られて全部の時間性感をしてくれと言われれば、喜んで?差し上げたでしょうけども、それをお客様が望まれないのです。無理させたくないというお心遣いもあったと思います。
お客様はそのキャストと一緒にいることに喜びを見いだしておられるようでした。まさにそのキャストとの時間を買われているということです。
むしろロングコースや貸し切りになればなるほど、いかにも仕事っぽいからという理由で性感を拒む方さえいらっしゃいました。
ここが、男性と女性の一番の違いではないでしょうか。
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一、かぐわしい場合
私は以前女性用風俗店で働いておりました。
本日はどんなお客様が大変だったのかをお話させていただきます。
一番は精神的に堪える方でした。このことについてはいずれお話したいと思います。
それに負けず劣らず大変だったのは「にほひ系」のお客様でした。
その方は主婦で、ご主人との営みがなく、人肌恋しいとのことでご利用くださいました。
見た目はいわゆる普通の主婦で、控えめでお優しい方でした。
ホテルの部屋に入り、いつも通り簡単な挨拶と施術の説明を終え、シャワーを浴びていただいたあと、いざオイルマッサージを始めました。
『今日も問題なく終えられるかな?』
ある程度件数をこなし、慣れてきた頃だった僕はとくいになっていました。
そんな調子に乗った僕の鼻が、完膚なきまでにへし折られることになるとは、このときは知る由もありませんでした。
他愛もない話をしながら、うつ伏せのお客様の足の裏、ふくらはぎから徐々に太もも、鼠径部に移行してゆくそのとき……
腐卵臭のようなかほりが僕の鼻腔を突き刺しました。
瞬間、えずきかけたのですが、ここでおえおえ言ってしまったら雰囲気がぶち壊しです。
なんとか耐え、マッサージ箇所がデンジャラスゾーンを過ぎ、背中に移行する頃には治まりました。
しかしえずきは止まっても、僕の鼓動は止まっていませんでした。
なぜなら……
「I Shall return」
必ず先ほどのデンジャラスゾーンに帰らねばならぬ宿命を負っていたからです。
僕はお客様を仰向けになっていただくように誘導いたしました。
仰向け。
それは性感マッサージの始まりの合図。
そしてそれは同時に、紛れもなく、暗闇に潜む見えぬ敵との死闘開始の合図だったのです。
僕は胸は高まるばかりです。武者震いさえしました。お客様もおそらく緊張されていらっしゃいました。そこは、二種類の緊張が同居した異様な空間だったと思われます。
お客様のお顔をじっと見つめ、「かわいいよ」とささやき接吻をします。
心の中では「詰まれ、俺の鼻」と念じていました。
しかし年中鼻づまりの僕がその日に限って鼻の通りが絶好調、神様なぞいないということをひしひしと感ずるに至りました。
それから徐々に「下の方に」移行していき……
いざ尋常に勝負せよ!
裸一貫男一匹は、腹を決め正々堂々と勝負に挑んだのであります。
そして……
惨敗しました。。